平泳ぎの改善(横浜国際プールでのレッスン)
今週から平泳ぎのレクチャーに入った。来週もう一度平泳ぎのレッスンがあるはずなのだが、今回は印象深かったことが多かったので忘れずに書いておこう。
今週はいつものコーチが休みで代理のコーチであった。とても若くかわいらしい女性コーチであったがその理論とレッスンは本格的なものであった。
・キックは挟め
平泳ぎキックの足の向きや角度については、これまでも色々言われてきてもうあまり直されることもなくなったものの、はっきり言って自分で満足できる推進力を得られている自覚は全くないので、今後たゆまず改善すべきものであると思っている。そしてこの平泳ぎキックというものがその微調整においてはある程度個々に依存するのだということも聞いているのでなおさらである。
ところが今回もっと普遍的と思われる考えを耳にした。「挟むことでも推進力が足される」である。
蹴った後に足をそろえることは、水の抵抗を少なくする意味でも重要であることは理解していたつもりであるが、ここまではっきりと推進力のために挟めと言われたことは衝撃ですらあった。そして挟み効果を得るためにももっとガニ股気味に開いて蹴るのだということも述べられた。
とはいえ実際思い切り挟んで泳いでみるとけっこうキツかった。
・手はあわせるな
これも衝撃的であった。ブレスしたあとリカバリする際に水の抵抗を少なくする際に合掌するのは当然であると思っていた。だが実際は手は「前にならえ」であり、手を組んでしまうと頭が潜らせねばならなくなるのだということを指摘された。実演してくれたコーチのフォームは「前にならえ」であり、それはYoutubeでみるようなカッコいいものだったのだ!今後は前に倣えすることを心に誓うに十分なインパクトであった。
・顔から上がるな
この指摘もショックだった。子供に教えるときに、「カメさんみたいに顔から上がるな」といつも言ってたのだが、自分も顔から息継ぎしにかかる傾向があることに気づいてしまった。コーチ曰く、手を掻いて水面に上がるそのままの流れで顔も水上に出るということを意識するようにと。改善のためにしばらく意識して練習しなければならなかった。
・(一掻き一蹴り)ひとけりしたあとに顔上げない
そもそも「ひとかきひとけり」という言葉を知らなかったのだが今回覚えた。とはいえいつも見よう見まねでやったいたことだったのだが、注意すべきなのは一掻きした後ちょっと伸びることと、一蹴りした後腕を伸ばすときに前見ずに下向いたままで行くようにということ。自分でも無意識に水面の位置を確認するために前向いてしまってることに気づいた。なるほどたしかに前を向かないほうがカッコいいと思ったのだが、帰ってYoutube映像見ると前向いてしまってる選手もいることを確認した。
レッスン後、一般コースでひとしきり平泳ぎを練習してから帰ったが、中高生グループがこれ見よがしにハードなクロールで追い抜きしていっておもしろくなかった。おれだってクロールであれば奴らに抜かれることなどない、むしろ追い抜いてやるのにと思いながら、そんな大人げないことをしてもしょうがないしなにより疲れてしまうだろう、いや疲れてしまうどころか溺れるかもしれない。そんなことを思いながら平常心で平泳ぎを継続した。ところでどうして追い抜かれて面白くないのか。もしかしたら負けず嫌いなのかもしれないが、プライドが無駄に高いだけなのかもしれない。
そんなことよりも、今は平泳ぎ25m、ひとかきひとけりの後、だいたい7~8ストロークかかるのだが、これを5~6ストロークでしかもスピーディに泳げるようになることが目下の目標である。